刑事司法ソーシャルワーカー養成講座

2022.09.30

司法福祉委員会

 平成28年12月に再犯防止推進法が公布・施行され、翌29年12月には再犯防止推進計画が閣議決定されました。現在、次期見直し作業が行われています。令和3年版犯罪白書によると、刑法犯により検挙された者のうち再犯者の割合は平成9年以降増加を続け、平成20年に4割を超えて以降令和2年も40.1%と高い水準で推移していますが、その多くに、高齢者や障害によって社会の中で支援なく暮らすことが困難な人が含まれていると考えることができます。そのような人々の非行や犯罪の背景にはさまざまな問題が潜んでおり、社会復帰にはソーシャルワークの力が求められています。
 社会福祉士の国家試験の共通科目に「刑事司法と福祉」が入り、多くの司法の現場で社会福祉士の活動が広がっていますが、東京社会福祉士会では入口支援の一方策として、高齢や障害などにより福祉的支援が必要と思われる被疑者・被告人を弁護士と共に支援する「刑事司法ソーシャルワーカー」を養成しています。
 本講座では、「刑事司法ソーシャルワーカー」として活動するために必要な刑事司法の知識、実際の活動におけるアセスメント、更生支援計画書作成、判決後支援等について学びます。受講者で一定の要件を満たした方は「刑事司法ソーシャルワーカー」として名簿登録され、当会から推薦されることにより、「刑事司法ソーシャルワーカー」として活動することができます。
日時
2022年11月26日(土曜日)10時~17時
2022年11月27日(日曜日)10時~16時
会場
福祉財団ビル 7階 大会議室
〒170-0005 東京都豊島区南大塚3-43-11
JR山手線大塚駅南口徒歩約5分;
東京メトロ丸の内線新大塚駅1番出口徒歩約6分;
都電荒川線大塚駅徒歩約5分
内容
詳細はこちら
対象
以下の要件を満たす者
①原則として東京社会福祉士会会員である
②「刑事司法ソーシャルワーカー」として活動できる
③2日間の全日程に参加できる
定員
20名
申込締切は2022年10月31日。受講可否は2022年11月3日までにメールで連絡します。
費用
20,000円
受講予定者には受講料振込のご案内をメールで連絡します。
受講料の振込をもって正式な受付となります。
申込
下記のURLからお申し込みください。QRコードも利用いただけます。
https://www.kokuchpro.com/event/a2e6218731a56a16ebfeb01d8181c063/
備考
※新型コロナ感染症拡大防止についてご協力のお願い
マスク着用、入口での手指の消毒、受付時の検温、体調不良時の受講中止など詳細は、東京社会福祉士会HP『新型コロナウィルス感染症対策にかかる当会の研修等の対応について(更新)』をご覧ください。
※感染症流行の状況によってはzoom開催に変更する場合があります。また、自然災害等の発生により、やむを得ず当講座を中止する場合があります。その場合メールで連絡します。