会長挨拶

2021年6月27日

公益社団法人東京社会福祉士会
新堀 季之

 この度、第9回定時総会後の理事会で会長に選任されました新堀季之です
 長年にわたり、会の運営や組織基盤の確立に多大なる貢献をされた後藤哲男前会長のあとを引き継ぐことになり、改めて身の引き締まる思いです。

 本会は、2021年6月26日の定時総会開催時点において4,000名を超える会員で構成され、その会員は、社会福祉士の配置が必須となった地域包括支援センターをはじめ、各種福祉施設・福祉事業所、行政、社会福祉協議会などの相談・福祉職、さらには専門職後見人、スクールソーシャルワーカー、司法福祉ソーシャルワーカーなど、多様な職域・職種で活躍されています。
 現在、「地域共生社会」の実現に向けたさまざまな動きが進むなか、各方面でソーシャルワークの必要性・重要性が高まっています。社会福祉士以外でもソーシャルワークを実践する専門職およびその団体等は多々ございますが,それらの団体等や保健・医療、司法、行政機関など関連機関との協働は、私たち専門職が目指す社会の実現に欠くべからざるものです。その協働体制の構築のために、ソーシャルワーク専門職である社会福祉士および本会の役割と期待は、大きいものと考えております。

 法人理念である「豊かな地域生活実現のため、責任と誇りをもって、より添い、ともに悩み、育み、創り出すソーシャルワーク実践」を具体的に実現していくために、体系的な研修を企画・実施することによって、実践力の向上と高い倫理観の育成を図ることができるよう取り組むとともに、実践に基づいた調査研究の実施、実践者へのフィードバック、その結果としての社会提言など、活動の可視化にも取り組んでいきたいと考えております。

 東京都民の福祉の向上、会員支援、会の発展を目指し、微力を尽くす所存ですので、どうぞよろしくお願いいたします。