薬物使用者へのソーシャルワーク入門研修
~あなたならどう支援する?~

2018.12.25

司法福祉委員会

依存症に関する知識や支援の経験が限られている中で、薬物使用者やその家族をどのように支援していけばよいか、悩んだことはありませんか?
 この研修は、薬物使用者やその家族と関わる機会がある地域関係機関職員や社会福祉士の皆様を主な対象として実施します。薬物使用を個人の問題としてのみ捉えるのではなく、家族や社会を含む幅広い文脈の中で捉え、包括的な支援を展開するソーシャルワークの方法について、共に学び考える機会としたいと考えています。
 罪を犯した方の中でも、高齢や障害のある方に対しては、その社会復帰支援の重要性が指摘され、既に多くの関係機関や団体、社会福祉士が支援の方法を模索し、実践しています。一方で、薬物使用者、特に違法薬物を使用した方に対しては、未だ厳しい社会的非難や刑事司法手続に終始することが多く、刑事司法手続終了後の支援はダルクを始めとする当事者主体の支援団体やごく一部の精神医療・保健機関に委ねられているのが現状です。
 薬物使用者についても、もっと幅広い議論や検討が必要ではないでしょうか。今回の研修が、地域における薬物使用者の社会復帰支援の在り方について考えるきっかけになればと考えています。
日時
2019年2月9日(土曜日)
10時~16時30分
会場
名称:福祉財団ビル7階大会議室
住所:東京都豊島区南大塚3-43-11福祉財団ビル
交通:JR山手線大塚駅南口徒歩約5分;東京メトロ丸の内線新大塚駅1番出口徒歩約6分;都電荒川線大塚駅徒歩約5分
テーマ
薬物使用者へのソーシャルワーク入門研修
講師
古藤吾郎氏[NPO法人アパリ]
引土絵未氏[国立精神・神経医療研究センター]
池田朋広氏[高崎健康福祉大学]
江島智子氏[昭和大学附属烏山病院]
石田惠美氏[千葉県精神保健福祉センター]
赤木寛隆氏[法務省保護局]
秋元恵一郎氏[東京ダルク]
近藤あゆみ氏[国立精神・神経医療研究センター]
内容
10時00分~11時00分 薬物使用者支援の理想と現実(NPO法人アパリ 古藤吾郎)
11時10分~12時10分 薬物使用者とその家族に対するソーシャルワーク(国立精神・神経医療研究センター 引土絵未)
13時30分~15時00分 パネルディスカッション~事例を通して支援のあり方を検討する~
(コーディネーター 高崎健康福祉大学 池田朋広)
精神科医療SWの立場から(昭和大学附属烏山病院 江島智子)
精神保健福祉センターの立場から(千葉県精神保健福祉センター 石田惠美)
保護観察の立場から(法務省保護局 赤木寛隆)
薬物使用当事者による支援の立場から(東京ダルク 秋元恵一郎)
15時10分~16時10分 グループワーク(進行 国立精神・神経医療研究センター 近藤あゆみ)
16時10分~16時30分 まとめ
対象
薬物使用者又はその家族と関わる機会がある社会福祉士、その他関係機関・団体の方(資格は問いません。)
定員
50名
費用
東京社会福祉士会会員2,000円、他県社会福祉士会会員3,000円、一般4,000円
(研修当日、研修会場の受付にてお支払いください。)
申込
事前申込制です。定員に達した場合は、先着順で締め切らせていただきます。
下記のURLから申込みください。QRコード

も利用できます。
https://kokucheese.com/event/index/546633/
(申込締め切り:2019年1月26日(土))
ご不明点は office@waseda-spike.jp もしくは 03-6907-0511(小林)までお問い合わせください。