2025年度司法福祉公開講座

2025.12.19

司法福祉委員会

東京社会福祉士会司法福祉委員会では、福祉的支援を必要とする罪に問われた人々を被疑者・被告人の段階から支援する事業に取り組んでいます。その一環として、支援を必要としながら支援につながらず、結果的に加害者となってしまう人々の支援を広く知っていただくための公開講座を開催しています。

第10回目となる2025年度の公開講座は、孤独から生まれる孤立出産がテーマです。対面とオンラインでのハイブリッド開催としました。どうぞふるってご参加ください。
日時
2026年2月28日(土曜日)
13時30分~16時30分
会場
会場(早稲田大学早稲田キャンパス8号館B107教室)とオンライン(Zoomウェビナー)
テーマ
刑事司法ソーシャルワーク活動にはさまざまな事件が寄せられます。基本的に生きにくさを抱えて事件になってしまった人々の事件です。昨今、孤立出産の末に赤ちゃんを手にかける事件が後を断ちません。彼女たちの多くは未受診で特定妊婦注1)であり、妊娠に気づいたその時から誰にも相談できず孤独であったことが、弁護活動・支援活動の中から聞こえてきます。
注1)特定妊婦:児童福祉法第6条「出産後の養育について出産前において支援を行うことが特に必要と認められる妊婦」
そこには、孤立、貧困、障害、孤独などがあります。福祉専門職の私たちとしては、事件が起きる前につながり支えることはできなかったのか、事件後どのように支えていくかを考えます。日本で初めて、親が養育できない子どもを託せる赤ちゃんポスト「こうのとりのゆりかご」を設置し、内密出産や飛び込み出産の支援をされている蓮田先生から問題の基本とその活動を学び、司法、医療、福祉等の関係者そして当事者や市民と考えたいと思います。
講師
蓮田健氏(熊本県/慈恵病院 院長)
藤原大吾氏(東京ディフェンダー法律事務所 弁護士)
多田あい氏(東京社会福祉士会司法福祉委員会 社会福祉士)
橋本久美子氏(母子支援施設ポルテあすなろ支援員他 東京社会福祉士会司法福祉委員会 社会福祉士)
内容
詳細はこちら
主催
公益社団法人 東京社会福祉士会(豊島区南大塚3-43-11福祉財団ビル5階)
共催
早稲田大学社会安全政策研究所
定員
会場参加は先着150名まで。オンライン150名
費用
①一般 2,000円、②道府県社会福祉士会の会員、保護司 1,500円、③東京社会福祉士会の会員、学生、早稲田大学社会安全政策研究所研究所員・招聘研究員 1,000円
申込
事前申込制です。下記のURLからお申し込みください。コードも利用いただけます。
https://peatix.com/event/4698637
備考
※オンライン録画の後日配信はありません。
※自然災害の発生、通信状況により、やむを得ず本研修の開催を中止する場合があります。中止の判断基準は、東京社会福祉士会HPの「自然災害等発生時の研修及び行事等の開催についての判断基準(ガイドライン)をご参照ください。