東京社会福祉士会

2014.08.01

司法福祉委員会

 

 2009年度より、刑事司法においては福祉との連携が大きく動き出した。法務省は矯正施設や更生保護施設に国家資格のあるソーシャルワーカー(社会福祉士・精神保健福祉士)の配置を始め、厚生労働省は彼らを中心とした「地域生活定着支援センター」を創設した。また、法務省・保護観察所での配置と実践はさらに強化され、2012年度より地方検察庁への社会福祉士の配置も開始された。まさに、刑事司法における新しい時代が始まったといえる。新時代の幕開けから5年、ここでこれらの動きを、ソーシャルワークの視点と立場から整理し、報告する必要性と意味を感じている。そのため、今回の「連続講座」では、講師をすべてその分野(段階)での第一線の福祉専門職(社会福祉士・精神保健福祉士)が担い、ソーシャルワーク実践を踏まえて、この課題の共通理解を深めたい。

2014年度 司法福祉連続講座(全5回)

日程

2014年9月26日、10月24日、11月28日、12月26日、2015年1月23日
(いずれも第4金曜日)

 

時間

午後7時より9時(終了後、懇親会:自由参加)

会場

内容

「刑事司法とソーシャルワーク実践を踏まえて」

 

<全5回>

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第1回 2014年9月26日(金)

総論:刑事司法とソーシャルワーク、検察庁(社会復帰支援室)における取り組み

東京地検・社会復帰支援室 社会福祉アドバイザー/社会福祉士・松友了 先生

 

第2回 2014年10月24日(金)  

矯正施設(刑務所・少年院等)での取り組み/所内での処遇と社会復帰への関与

宮城刑務所・分類教育部/精神保健福祉士・吉田香里 先生

 

第3回 2014年11月28日(金)  

保護観察所での取組/「更生緊急保護事前調整」を含めて

法務省/社会福祉士・三浦恵子 先生

 

第4回 2014年12月26日(金)  

地域生活定着支援センターでの取り組み/いわゆる「入口支援」への関与を含めて

長崎県地域生活定着支援センター所長/社会福祉士・伊豆丸剛史 先生

 

第5回 2015年1月23日(金)  

更生保護施設での取り組み/「自立準備ホーム」等の活動を含めて

更生保護法人紫翠苑 補導主任/社会福祉士・倉島ひろみ 先生

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※原則として5回セットです。会場と時間は同じです。

募集対象

社会福祉士・精神保健福祉士を中心に各種専門職、行政官、保護司、学生等、立場は不問。

定員

70名(定員に達し次第締め切る)  

参加費

東京社会福祉士会会員/学生:5000円

他道府県社会福祉士会会員:7500円

その他(一般):10,000円

 

受付初日支払 (懇親会への参加料は別途)
※原則として5回セット

 

申込方法

(1)氏名

(2)連絡先(自宅か職場を明記)の住所、〒、電話番号、メールアドレス
(3)職場名

(4)会員・非会員の別(※学生の場合はその旨を記載のこと)
を明記のうえ、「司法福祉委員会」事務局まで、メールでお申込みください
(郵便やFAX申込は不可)。
E-mail:info.tcsw.shihoufukushi@gmail.com

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