東京社会福祉士会

2013.01.05

司法福祉委員会

 

 非行や犯罪の背景には、さまざまな社会的問題が潜んでいます。それゆえ、非行や罪を犯した人の社会復帰には、各種の機関や多様な人々の関わりが不可欠です。特に比較的軽微な罪を繰り返す高齢者や障害者へは、福祉的な支援が必要であるとの認識が定着してきました。法務省は2009年より矯正施設や更生保護施設に社会福祉士の配置を始め、厚生労働省は「地域生活定着支援センター」を創設し、社会福祉士を中心にした専門スタッフによる運営を始めました。さらに、「入口支援」と称される被疑者・被告人段階での取り組みも、社会福祉士が関わり各種のモデル事業が開始されています。このような刑事司法のダイバージョン(非刑罰の手続)の動きは、今後さらに加速して行くと考えられます。そのため、(公社)東京社会福祉士会は、法務省や厚労省の動きに対応して「委員会」を立ち上げ、この問題に強力に関わってきました。今年度の研修(連続講座)では、司法福祉の全体像を学んでいます。この「公開講座」は、広く社会一般からの参加も呼びかけて、その研修の集大成として開催いたします。

イベント名称

2013年度公開講座
 福祉的支援が必要な「罪を犯す人」への非刑罰な対応を考える

日程

2014年3月22日(土)

時間

13時00分〜17時00分

会場

内容

テーマ:
 福祉的支援が必要な「罪を犯す人」への非刑罰な対応を考える
 −途切れない支援をめざして−

プログラム:
T.基調講演:
 「助けて!」と言える社会
 講師: 奥田 知志
 (認定NPO法人北九州ホームレス支援機構 理事長/
  NPO法人ホームレス支援全国ネットワーク 代表/
  東八幡キリスト教会 牧師)

U.シンポジウム:
 罪を繰り返す人への福祉的支援―途切れの無い支援を考える

シンポジスト:
(1) 奥田 知志
 (認定NPO法人北九州市ホームレス支援機構 理事長)
(2) 田村 満子
  (社団法人日本社会福祉士会 副会長:リーガル・ソーシャルワーク委員長)
(3) 太田 晃弘
  (法テラス東京法律事務所 弁護士・社会福祉士)
(4) 横田千代子
 (婦人保護施設いずみ寮 施設長/全国婦人保護施設等連絡協議会 会長)

コーディネーター:
  松友 了
 (東京社会福祉士会 理事/関西福祉大学 客員教授)

募集対象

社会福祉士、保護観察官、保護司等の関係者、一般市民、学生等。
立場や職種は問わない。

定員

240人(事前申込制・定員に達した場合は先着順で締め切る)

参加費

東京社会福祉士会会員・学生:1000円
他道府県社会福祉士会会員:1500円
一般:2000円
(当日、受付の際にお支払いください)

 

 

申込方法

「公開講座」事務局 (早稲田すぱいく)
E-mail:office@waseda-spike.jp 
FAX:03-6907-0512  
電話:03-6907-0511

(1)氏名
(2)住所(自宅と職場の区別:〒・メールアドレス・電話も)
(3)会員/非会員の区別
を明記の上、メールまたはFAXにてお申し込みください。

当日参加も可能です。

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