日本社会福祉士会の政治的アプローチ、
並びに特定議員に対する推薦依頼に関する「申入れ」について
2021.11.26
事務局
かねてより、当会から日本社会福祉士会に対しては、特定の政党・会派に偏った活動であるという理解を生じさせないよう、政治的アプローチに関する考え方を丁寧に、かつ、十分な注意と配慮のもと発信することを申し入れておりました。
(参考:http://www.tokyo-csw.org/content/topLinks/oshirase/01jimu/2020/0219_oshirase)
当件に関し、日本社会福祉士会からは、6日付けの説明文書、18日付けの補足説明文書と発信があり、更には26日付けで、日本社会福祉士会Web.サイト上に「『福祉専門職支援議連』議員に対する推薦協力の経緯について」を掲載し、政治的アプローチについての変更はなく、今般の活動もその一環したものと説明しています。
(参考:https://www.jacsw.or.jp/information/2021-1026-1653-18.html)
経過 | |
10/2 | 都道府県会長会議の席上、ある特定議員に対する推薦協力依頼が口頭で行われる |
10/6 | 推薦協力依頼が「文書」で都道府県社会福祉士会に送達される |
10/18 | 推薦協力依頼にかかる「補足説明」の文書が都道府県社会福祉士会に送達される |
10/26 | 日本社会福祉士会の公式.サイトに「『福祉専門職支援議連』議員に対する推薦協力の経緯について」と題する文書が掲示される |
しかしながら、これらの説明によりましても、当初からの政治的アプローチ、つまり「特定の政党・会派に偏った活動ではない」という説明と、今般の、「あきらかに特定の議員に対する支援とみてとれる活動」とを「一環した」ものと理解するにはいたりませんでした。
ついては、当該政策を実現させるための「一環した」活動として、どのような仕儀で今般の活動、つまり特定の議員に対する支援とみてとれる活動へと展開したのか、懇切丁寧な説明をするよう、日本社会福祉士会に求めました。
なお、今般の推薦依頼に関しましては、当会は、定款に定められた目的に賛同するという一点において参集する、さまざまな思想信条を持った個性によって構成される団体であり、それら個性は会の矜持において最大限に尊重されるべきものであるにも関わらず、特定の政党や会派・議員のみを支持するかのような行動は、それらの個性を軽視する行為に他ならないと判断し、推薦依頼には応じないこととしておりましたこと、ご報告申し上げます。
公益社団法人東京社会福祉士会
会長 新堀 季之